イベント
CBD COP17におけるIPSIのハイライト
2026.09.23
生物多様性条約第17回締約国会議(CBD COP17)が、2026年10月19日から30日まで、アルメニアのエレバンで開催されます。本会議には、政府、先住民、企業、若者、市民社会、学術界、オブザーバー機関、一般市民が一堂に会し、昆明・モントリオール生物多様性枠組(GBF)の実施に向けた進捗状況についてのグローバル・レビューが初めて行われます。議論の焦点は、生物多様性の損失の阻止、天然資源の持続可能な管理、生態系の回復、気候変動と生物多様性の関連性、そして資金動員および国際協力の強化に当てられます。
IPSIはCOP17において、社会生態学的生産ランドスケープ・シースケープ(SEPLS)や地域主導の取り組みが、いかにしてGBFの実施に貢献できるかを紹介するサイドイベント等を通じて参加します。
サイドイベント
サイドイベントは、COP17の参加者を対象としています。以下は、IPSIメンバーが主催するサイドイベントの一覧です。
イベントの詳細は、情報が入り次第、順次更新されます。
人、文化、生物多様性:社会生態学的生産ランドスケープ・シースケープ(SEPLS)における地域ベースの保全の可能性の推進
このサイドイベントでは、SEPLSが地域ベースの保全による成果とGBFのターゲットをどのように達成できるかを探ります。2010年のCBD COP10での発足以来、IPSIはSEPLSにおける保全成果に焦点を当ててきました。SEPLSの中には、すでに保護地域に指定されているものや、持続可能な農業・漁業および生態系再生に寄与し得るものがあり、また「保護地域以外で生物多様性保全に資する地域(OECMs)」として認定される可能性のあるものも存在します。OECMの認定には、生物多様性条約の関連決定に整合する基準に基づいて評価される必要があります。本イベントでは、人間と自然が相互に恩恵をもたらす形で関わり合う地域が、より効果的かつ包摂的な保全を支える可能性について議論します。
日時:2026年10月20日 18:15~19:45(エレバン時間)
場所メリディアン・エキシビション・センター、会議室:Aparan – JUSCANZ
主催者:国際自然保護連合(IUCN)、IUCN世界保護地域委員会(WCPA)、UNU-IAS、CBD事務局、日本国環境省(MOEJ)、UNDP GEF小規模助成プログラム(SGP)
詳細はUNU-IASのウェブサイトをご覧ください。
地域レベルの行動を通じた昆明・モントリオール生物多様性枠組の推進:COMDEKSフェーズ4とSATOYAMAイニシアティブによる考察
本サイドイベントでは、専門家や現場の実践者の経験を活かし、IPSIの旗艦プログラムであるSATOYAMAイニシアティブ推進プログラム(COMDEKS)が、持続可能な開発目標(SDGs)や「昆明・モントリオール生物多様性枠組(GBF)」の主要ターゲットの達成にどのように貢献しているかに焦点を当てます。また、気候変動、生物多様性の損失、汚染という三重の地球規模の危機に対し、地域主導で取り組んでいる解決策を紹介するとともに、地域経済の発展、レジリエンス、そして生態系の回復の間の関連性について議論します。
日時:2026年10月26日 13:15~14:15(エレバン時間)
場所:メリディアン・エキシビション・センター、サイドイベント・ルーム2:「スピタク(Spitak)」
主催者:経団連自然保護協議会、生物多様性条約事務局(SCBD)、日本国環境省(MOEJ)、UNU-IAS、IPSI、UNDP
詳細はUNU-IASのウェブサイトをご覧ください。
グリーンゾーン
グリーンゾーンは、環境保護に向けた革新的なアイデア、地域社会の取り組み、そして実践的な解決策を結集する誰もが自由にアクセスできる開かれたプラットフォームとなります。若者、市民社会の団体、科学・学術界、アーティスト、イノベーター、メディア、そして関心を持つすべての一般の方々など、幅広い層の人々を対象としています。
プログラムの詳細は、決定次第このページに掲載いたします。
整合性と信頼性を備えた自然への資金供給:グローバル・サウスにおける高インテグリティ生物多様性クレジット市場の構築
生物多様性に関する資金供給は、実質的かつ測定可能な生態系の変化をもたらすものであるべきです。そのためには、権利の尊重、投資家の誘致、独立した検証の実施、そして生物多様性に富んだ地域を保全・管理する人々への価値の還元が不可欠です。本セッションでは、生物多様性保全への野心、意欲を信頼性の高い資金供給へと転換するために、何がまだ不足しているのかを検討します。
日時:2026年10月22日 17:45~19:15(エレバン時間)
場所:グリーンゾーン メインステージ
主催: The Energy and Resources Institute (TERI) ※ および Value Network Ventures (VNV) ※IPSIメンバー